アウトプット1ヶ月の振り返り

green-leafed plant 記録

今年も最後の日を迎えました。

今月ブログを開設し、アウトプットを始めたことで、自分の学び方や課題を直視することとなりました。同じ行動から同じ結果しか生まれないなら、やり方を変える必要があります。この1か月の気づきと今後の改善策をまとめます。

時間管理の甘さを詰めていく

締め切りに対する甘さが、進捗に影響を与えることを痛感しました。

たとえば、今月中旬から液浸露光装置の対訳収集と自力翻訳を目標にしていましたが、予定より大幅に遅れてまいました。原因は「分からない部分を解消してから進めたい」と思うがあまり着手が遅れたことにあります。結果として背景技術部分を理解するに留まり、翻訳作業に時間を割くことができませんでした。

今後の対策:

時間で区切る
 完璧を目指そうとせず、設定した時間内で終えることを優先し、課題を進めます。

週単位の振り返り
 やったこと、上手くいったこと、改善すべき点を振り返り、次週に反映します。具体的な行動計画を立て、実行します。

細切れのアウトプットを重視する

すべてをまとめてからブログをアップしようという考えが、アウトプットの遅れに繋がっていました。特に今回の露光装置の記事では、光の屈折や液浸露光の仕組みを一度にまとめようとして時間がかかりすぎました。

また文章を書いている途中で矛盾や自分の理解不足に気づき、修正を繰り返す内に手が止まることも多くありました。この過程は翻訳中にもよくあることで、「何を書いているのか」を問い直す過程が、考えを整理する機会になることを実感しました。ブログ自体が目的ではありませんが、限られた時間内に分かりやすく伝えることができるようになることは、翻訳にとって非常に重要な基礎力だと改めて思います。

今後の対策:
テーマを小分けにする

 光の性質、屈折率、液浸露光装置の仕組みなど、1つのトピックに絞って細切れにアウトプットをすることで、アウトプットのハードルを下げます。

週2回のアウトプット

 小さな記事でも頻度を上げて発信します。

手書きで理解を深める

液浸露光の学習中、屈折率について「光源からの光が空気から水に入る」と大きな誤解をしていました。この誤解は言葉だけをつなぎ「レンズ⇒水」の構造を理解していないことに起因します。手書きで図を描くことで自分の誤解に気づきました。また、理解が不十分なままキーワードを曖昧に結びつけた結果、おかしなストーリーを組み立ててしまう危険性を実感しました。今後対訳学習を進める際には、言葉に頼り切らず、図解・メモ書きを使って構造や機構を確認しながら内容理解を進めます。

今後の対策:

手書きで情報を整理
 図解・メモ書きなど視覚的な情報整理を通じて、理解を深めます。

先ずは一周する

明細書や教科書を読む際、分からない箇所で立ち止まりすぎることが課題でした。その結果、全体像を把握する前に時間が過ぎてしまいます。同じ理由で、講座ブログでいただいたヒントを十分に活かせなかった反省もあります。

たとえばレーザーと半導体に関する記事を掲載いただいた際、分からない言葉が多かったため、基礎知識を補おうと手持ちの参考書や関連企業の記事に時間を費やしました。しかし、再びブログ記事に戻ってみると、自分がひっかかった疑問、学習当初に突き当たるであろう疑問に既に触れていただいていることに気づきました。文章を理解しようとすること自体は大切だと思いますが、まずは全体を通読して全体像を掴むことが、時間に制約のある中での学習に欠かせないと実感しました。

基礎知識の習得も大切ですが、それが遠回りになっていないかを常に意識し、目の前の文章の理解を優先することが大切です。今後は、対象の文章を時間内に通読することから逃げずに、全体像を把握してから詳細な理解に進むよう努めます。

今後の対策:

資料は、時間制限を設定して読み進める

 内容把握のための時間に制限を設け、全体を通読することを習慣化します。分からない箇所にこだわらず、まず全体を通読して全体像を掴むことを習慣化します。その際特許明細書を読むたびに、『何を、なぜ、どうした』の観点で一枚にまとめます。『何が新しいのか』『どこに着想を得たのか』『どこに新規性があるか』を書き出す前提で明細書を読んでいきます。

まとめ

この1ヶ月間を振り返り、講座で何度も何度も言われている基本的なことが実践できていないことにに気づく期間となりました。「やり方を変えることで結果を変える」。簡単ではありませんが、自分の課題を正面から見つめ、改善策を一つ一つ実行していきます。

管理人様、読んでくださった皆さま、本年もありがとうございました。どうぞよいお年をお迎えください。

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